京都市出身。３歳でピアノを、10歳でクラリネットを始める。

相愛大学音楽学部卒業、同大学音楽科専攻科修了、併せて同大学卒業演奏会、修了演奏会に出演。海川雅富、鈴木豊人、故濱中浩一の各氏に師事。在学中より京都府新人演奏会、霧島国際音楽祭、北軽井沢ミュージックフェスティバル、サントリー一万人の第九等数々のコンサートや音楽祭に参加。

　渡米後、チャールズ・ナイディック、大島文子の両氏に師事、ニューヨーク市立大学クイーンズ・カレッジ修士課程を修了。在学中にDiscimus ut serviamus 賞を受賞。その後ＮＹにてフリーの演奏家として室内楽やチェンバーオーケストラなどの演奏活動と同時に音楽教室にて後進の指導にあたる。

　携わっていた音楽教室は、ABRSM（英国王立音楽検定）のNYの代表であったため、クラリネットとピアノの実技対策だけでなく、音楽理論の指導にも関わる。また、カナダの The Royal Conservatory of music が実施する音楽グレードテストがNYに進出した初年度も、主にピアノ指導者として携わる。

　2012年より、ナイディック門下の女性クラリネット奏者による、ニューヨーク リコリッシュ アンサンブル のメンバーとして、これまでに3枚のCDと、国内外でのコンサートツアーに参加。1stアルバム「New York Licorice Ensemble」は、レコード芸術誌の特選盤、文化庁芸術祭レコード部門参加作品に選出される。クラシック以外にも、ラテンジャズ作曲家ウィリー・ルイス氏による、古賀マリ氏のアルバム「Perfect Blue」やルイス氏のニュープロジェクトに参加。

　2015年に帰国、その後は拠点を関西に移し、フリーの奏者として、オーケストラや室内楽コンサートに出演。東京日本橋で行われている、北村ゆい氏主宰　Muse企画　Musitravelシリーズにて、多くの新曲の日本初演に参加。

　音楽教室（大阪市 梅田・滋賀県 草津市）では、クラリネットの個人レッスンだけでなくクラリネット・アンサンブル・セミナーや、アンサンブル発表会を通して、今まで、一人で吹いてきた方やクラリネットアンサンブルに参加されたことのない方々に、楽しさを体験してもらえる企画を積極的に開催。

Noriko Nagao, clarinet, was born in Kyoto, Japan. She began playing the piano at the age of three and started the clarinet at the age of ten. She received her M.A degree at Queens College, CUNY, as a student of Charles Neidich and Ayako Oshima, B.M. and Artist Diploma from the Conservatory Music of Soai University where she studied under Masatomi Kaigawa and Toyohito Suzuki.

Ms. Nagao is a member of New York Licorice Ensemble which was founded in 2011 by Ms. Ayako Oshima and she joined concert tours and 3 recordings.

Currently, Ms Nagao is an active clarinetist in Kyoto, Osaka and Tokyo Japan and also teaching at several music schools.